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 編集を担当している月刊誌の締切で、ブログを書くヒマがないなあと困っていたら、知り合いの中国関係の方から、ベラルーシと中国の首脳会談に関する新華社電を翻訳したものをいただいたので、これでお茶を濁すことにする。なお、ベラルーシは上海協力機構のオブザーバー国となっており、同機構の首脳会談出席のためにルカシェンコ大統領が訪中していたわけである。ちなみに、以下の記事の中にはないが、今回両国は、ビザなし協定に調印しており、本年秋に発効すると伝えられている。

 習近平国家主席は10日、青島でベラルーシのルカシェンコ大統領と会見した。

 習氏は、「双方の努力により、両国の全面的戦略的パートナーシップは相互信頼、協力とウィンウィンという新しい段階を迎えている。私と大統領が確認した協力に関する共通認識は効果的に実行に移され、双方の各分野、様々なレベルの交流と協力は史上最高のレベルに到達し、協力がもたらす成果を両国人民が分かち合う獲得感は絶えず増強されている」と指摘。

 さらに次のように強調した。中国はベラルーシを「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)共同建設の重要なパートナーとしてとらえており、ベラルーシが「一帯一路」建設に積極的に参加していることを評価している。近年、両国の「一帯一路」共同建設協力は全面的に進展し、多くのブレークスルーが実現し、一段と深まり、大きな成果を収めている。双方はさらに努力し、より多くの協力の成果が人民に恩恵をもたらすようにし、ウィンウィンと発展を実現しなければならない。双方は戦略のドッキングと政策面の意思の疎通を強化し、経済貿易、投資協力を深め、中国ベラルーシ工業団地の建設を推進し、関連協力プロジェクトがしかるべき経済効果と社会効果をあげるようにし、人員往来を促し、両国人民の相互理解と友好を増進しなければならない。ベラルーシがSCO協力に参加し、各方面と共に地域国家と人民のためにより多くの幸せをもたらすのを中国は支持する。

 ルカシェンコ氏は、習近平主席がSCO青島サミットを成功裏に主宰したことに祝意を表し、次のように強調した。青島サミットの成功と中国がサミット開催の過程において示した平等と民主の精神は人々から称賛されている。ベラルーシと中国は全天候型のパートナー、友人であり、それぞれが関心を寄せる重大な問題では従来から支持しあっている。ベラルーシは「一帯一路」構想を断固支持し、積極的に参加しており、中国との経済貿易や人文分野の交流と協力を絶えず深めていきたい。

 会見のあと、両国元首は関連協力文書の調印に立ち会った。


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