そんなわけで、昨日27日、サッカー日本代表とウクライナ代表の親善試合が行われ、日本は1:2で敗れた。
昨日ご紹介したとおり、試合の事前情報として、スポナビに「苦難続きのウクライナ・サッカー界 再建を目指す“英雄”シェフチェンコ」というコラムを寄稿した。実は、私が書いた元々の原稿は、次のように締めくくられていた。
ヤルモレンコ不在は返す返すも残念だが、ウクライナ代表は、中3日で行われる日本戦にも可能な限りのベストメンバーを組んで、日本代表の課題をあぶり出してほしいものである(いや、これ以上あぶり出されると、色んな意味でマズいか)。
我ながら、最高のオチだと思ったのだが、「いや、これ以上あぶり出されると、色んな意味でマズいか」の部分は編集側の判断でカットされてしまった(笑)。終わってみれば、ウクライナ戦は、スコア以上の完敗。課題が浮き彫りになったからそれを改善すればいいというポジティブな捉え方は難しく、「この体制で大丈夫?」という先行き不透明感がますます強まったという印象である。
テレビの画面からでは、ウクライナのシステムが分かりにくかったが、ウクライナのニュースサイトでは上掲の図のようなシステムになっていた。
それにしても、ウクライナはよく繋ぐチームである。とりあえずクリアとか、前線に放り込んで誰でもいいから触ってくれとか、そういうのはほとんどなく、すべてのパスが特定の味方を目がけたものである。苦し紛れのクリアなどは、アディショナルタイムにちょっと見られたくらいではないだろうか。まあ、常に繋ぐサッカーなので、日本戦の終盤のGKピャトフのようにミスパスで決定的なピンチを招いたりもするのだけれど、とにかくそういうスタイルなのだろう。
ちなみに、日本は1得点こそ挙げたが、あれは槙野の位置がオフサイドだったように見えたのだけれど、どうだろうか。
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