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 現在ロシアは、ベラルーシの一部事業者からの牛乳を衛生管理上の理由で差し止めており、両国間の摩擦に発展している。それに関連して、こちらのニュースによれば、ロシアのA.ドヴォルコヴィチ副首相が、ロシアの牛乳の輸入依存率は25%であると発言した。ロシア統計局は様々な食品の輸入依存率のデータを定期的に発表しているが、牛乳の数字は見たことがなかったので、書き留めておく次第である。

 ドヴォルコヴィチ副首相は、次のように語ったということである。土地改良、肥料の適切な投入、輪作なども重要だが、畜産が喫緊の課題に浮上している(注:ちょっと文脈が良く分からないが)。ロシアでは、牛乳の消費量が4,000万tであるのに対し、生産は3,100万tで、25%ほど足りない。不足分は、現在ベラルーシから輸入して補っている。我が国の友人たち(ベラルーシ)はむろんそれで喜んでいるが、我が国としては必要量を自給するようにしたい。ここで主導的な役割を果たすのがスタヴロポリ地方である。むろん、穀物にあまり適していない非黒土地帯では畜産が重要なので、そこでも多く生産されることになるだろうが。副首相は以上のように述べた。

 まあ、それにしても、ユーラシア経済連合というのは、一体何のための市場統合なのかと思ってしまう。


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