上の動画は、カリーニングラードの新スタジアム「アレーナ・バルチカ」の建設風景を1月に素人レポーターが突撃取材した時の様子である。スタジアムの建設工事自体は完成に近付いている様子であるものの、冬の雪景色ということもあって、スタジアム周辺がいかにも広漠とした、寂しげな雰囲気を醸している。素人レポーターが雪でコケて自撮り棒が壊れるという悲惨なくだりも出てくる。

 それで、最新のこちらのニュースを見たら、カリーニングラードのスタジアム周辺部の整備計画を公募し公開入札を行うという話が出ていて、今さら計画募集か?、大会に間に合うのだろうかと一瞬驚いた。しかし、よく読むと、要するにこのエリアはW杯終了後に複合的なスポーツ・文化・ビジネス拠点として開発されるということで、その総合コンセプトを公募して入札で決めるということらしい。

 A.アリハノフ知事いわく、W杯に向けオクチャブリスキー島で新スタジアムが建設されているが、州としてはその周辺地域開発のコンセプトを公開入札で決定したい。オクチャブリスキー島の開発構想なるものはすでにあるが、我々は今後このエリアをどのように開発していくかを明確化するより本格的なコンセプトを制定したい。予定では5月に入札を発表し、年末までに結論を得て、2019年には民間投資プロジェクトの実施に移りたい。民間投資プロジェクトは連邦予算を補うものである。連邦の資金により、オクチャブリスキー島のライフライン、道路建設、必要なインフラ整備が行われる。海岸沿いの遊歩道を備えた魅力的な地区、新たな街の中心となるべきである。知事は以上のように述べた。


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