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 今回のロシア出張の行き帰りの機中で読んだ本。真山仁による小説『オペレーションZ』。アマゾンによれば内容は以下のとおり。

 国の借金は千兆円を超え、基礎的財政収支は赤字が続く。国債が市場で吸収されなくなった時、ヘッジファンドが国債を売り浴びせた時、国家破綻は現実となる。総理は「オペレーションZ」の発動を決断し、密命を帯びたチームOZは「歳出半減」という不可能なミッションに挑む。官僚の抵抗、世論の反発、メディアの攻撃、内部の裏切り者。日本の未来に不可欠な大手術は成功するのか? 明日にも起こる危機。未曾有の超大型エンターテインメント!

 小説なので、ネタばれしないように、内容につき多くは語るまい。ただ、職業柄、おや?と感じたのは、上述のような日本の財政問題に、日本のロシアからの天然ガス輸入の問題が絡んでくるくだりである。面白いところに目を付けたとは思うが、その部分のリアリティがやや欠けていたのが、個人的にはちょっと残念に感じた。当方に相談でもしてくれればよかったのに(笑)。


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オペレーションZ
真山 仁
新潮社
2017-10-20