こちらのニュースなどによると、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長がこのほどベラルーシを訪問したとのことなので、ニュースの要旨を整理しておく。
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ベラルーシ訪問中のIAEAの天野事務局長は、ベラルーシ非常事態省の人材再教育・技術向上研究所を訪問し、概要以下のように発言した。すなわち、ベラルーシの経験は福島第1原子力発電所の事故を収拾する上できわめて重要だった。チェルノブイリやフクシマのような大惨事が起きた際に、それに対処し収拾する経験が、貴国にはある。放射線安全の諸問題において、ベラルーシは長らく、IAEAの重要なパートナーとなっている。ベラルーシには多くの関連の開発品や設備があり、それらは日本向けを含め輸出もされている。これは、チェルノブイリの悲劇後に経験した貴国の教訓が、活用されたことを意味している。天野局長は以上のように述べた。
天野局長は2日さらにジダノヴィチ児童リハビリ・療養センターを訪問し、4日にはマルティノフ外相と会談することになっている。
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