こちらの記事によると、ロシアの携帯キャリアMTSが、中央アジアのウズベキスタン市場から撤退することになった。MTSはかつてウズベクにウズドゥンオルビタ社という事業子会社を有していたが、2012年にウズベク政府からライセンスを剥奪された。2014年末に和解が成立し、Universal Mobile Systems(UMS)社の株式50.01%を無償で取得、残り49.99%はウズベキスタン情報技術・通信発展省付属の無線通信・ラジオ・テレビ放送センターの所有となった。しかし今回、MTSは持ち株を合弁パートナーの無線通信・ラジオ・テレビ放送センターに売却し、撤退を決めたものである。これに先立っては、2014年に米司法省が、ロシア系のVimpelcomおよびMTSがウズベク大統領の娘グリナラ・カリモヴァの筋に賄賂を支払っていたと告発する動きがあった。専門家らは、今回のMTSの決定は、ウズベク市場のリスクを考えればうなずけるものだと指摘している。一方のMTSは、撤退は米司法省の告発とは無関係だとコメントした。
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