私のHP/ブログでは何度か言及したが、以前ロシアとウクライナでサッカーの統一リーグ戦を創設するという構想があり、ロシアの幹部連中が熱心に推していた。むろん、その後ユーロマイダン革命が発生し、ロシアとウクライナの対立が決定的になるに及んで、もはや両国一緒にリーグ戦をやろうなどという機運は完全に消え去っている(そもそもUEFAが両国間の対戦を回避する措置をとっているくらいだし)。

 なので、これは完全に歴史研究のようなものだけど、統一リーグ構想について3年前の面白い情報を目にしたので、メモしておく。こちらのサイトに、ロシア、ウクライナ両国のサッカーファンに、統一リーグに賛成か否かを問うた2013年2月のアンケート調査結果が出ている。まず、ロシアのサッカーファンは、以下のように、肯定的18.3%、否定的61.3%という結果だった。

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 それに対し、ウクライナのサッカーファンは、肯定的22.6%、否定的65.5%という回答振りだった。

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 おそらくは選択式の設問だったと思うのだが、両国で微妙に回答の選択肢が異なり、奇妙な設問となっている。まあ、細かい話は別として、差し当たり明快な肯定的・否定的という回答だけに着目しよう。ウクライナのファンの側で否定論の方が強かったことは、合点が行く。しかし、私はロシアのサッカーファンはどちらかと言えば統一リーグ構想に前向きではないかというイメージで捉えていただけに、ロシアでも肯定論がごくわずかであったことが意外であった。肯定派は、むしろウクライナの方が若干多いくらいだった。むろん、今ではその数字はゼロに近付いているだろう。


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