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 こちらに見るように、ウクライナのキエフ国際社会学研究所が、2月5~16日にクリミアとルハンシク州の占領地を除くウクライナ全土で、2,020人の成人回答者を対象に世論調査を実施し、対ロシア感情を調査したということである。それで、この調査で面白いのは、ロシアのレヴァダ・センターとのコラボにより、ロシア側の対ウクライナ感情と継続的に対比されていることである。その結果を示したのが上図であり、青い線はロシアを肯定的に評価したウクライナ国民の割合、赤い線はウクライナを肯定的に評価したロシア国民の割合を示している。これに見るように、意外なことに、ほぼ一貫して、ウクライナ国民の方が相手を肯定的に評価していることになる。また、ウクライナ国民の対ロシア感情が底だったのが2015年5月であり、それ以降は2回の調査連続で数字が改善されている。

 思うに、ウクライナ国民の反感は、主にプーチン大統領とその体制に向いており、ロシアの文化、ロシアの普通の人を嫌うというのとは、ニュアンスが異なるのではないか。

 より細かく言うと、ウクライナ全体で、ロシアについての感情がすごく良いという回答者が9%、基本的に良いが25%、基本的に悪いが22%、非常に悪いが31%、回答困難が13%だった。それをマクロリージョン別に見ると、下表のようになる。

  西部  中部  南部  東部  全国 
非常に良い2,94,18,724,19
基本的に良い18,325,035,431,025
基本的に悪い34,834,425,814,522
非常に悪い30,520,616,47,631
回答困難13,616,013,822,813
合計100100100100100

 

 最後に、ウクライナ国民に、どのような対ロシア関係を望むかを尋ねたところ、国境・ビザ・税関などがある普通の外国同士の関係:32%、開かれた国境でビザ・税関などがない友好関係:52%、1つの国家への統合:11%、分からない:5%、という結果になった。


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