ロシアの支援の下、グルジアからの分離・独立をめざしている南オセチア共和国で、3月25日大統領選の投票が実施された。こちらのニュースなどによると、開票が行われた結果、南オセチアKGBの元長官レオニード・ティビロフが42.48%を得票し、1位となった。オンブズマンのダヴィド・サナコエフ氏が24.58%を得票して2位に着けた。この結果、この2候補による決選投票が、4月8日に行われることになった。投票率は70.28%だった。

 南オセチアの大統領選は、最初は2011年11月に行われ、その時は元教育相のアラ・ジオエヴァと非常事態相のアナトリー・ビリロフが決選に進出、決選では前者の当選が発表されたものの、選挙違反を理由に最高裁が選挙を無効と判断し、3月25日に再選挙が行われることになった。ジオエヴァとビリロフは再選挙には出馬しなかった。

 ロシアの北オセチア共和国の首長で、ロシア大統領の南オセチア問題の特使を務めているタイムラズ・マムスロフは、南オセチアは政治的危機を克服した、大統領選の候補者たちも市民の大多数もロシアとの関係強化で一致しているとして、第1回投票の結果を高く評価するコメントを出した。

ブログ・ランキングに参加していますので、
1日1回クリックをお願いします。
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ