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 これは、データとしては珍しくも何ともないのだけれど、こちらの記事の中に、ロシアの港湾の取扱貨物量の推移をまとめたグラフが出ていたので、それを転載しておく。ロシアの景気には、当然浮き沈みがあり、ここ2年ほどは成長が頭打ちになっているわけだが、港の貨物量は一貫して増えていることが分かる。専門家の辻久子さんによると、ロシアの港湾貨物は1998年から16年連続で増加中なのだという。2014年の貨物量は6億1,880万tで(これはクリミアを含まない数字)、前年比4.9%拡大した。2014年のロシアの経済成長率は0.6%だから、それをはるかにしのぐペースで港の貨物量が拡大していることになる。

 ロシアの港で処理される貨物は、石油・石油製品、石炭、鉄鋼・非鉄、化学品、穀物などの、重量がかさむ商品の輸出貨物がほとんどだ。ロシア経済が高度化していけば、むしろ重量ベースで見た港の貨物量は低下していくはずである。「16年連続で増加中」というのは、そうした転換が上手く進んでいない証左でもある。


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