P1230460

 まったくのバカ話で恐縮である。昨日は編集を担当している『ロシアNIS調査月報』の締切日だったのだが、久し振りに深夜残業、タクシー帰りとなった。まあ、作業が深夜に及ぶこと自体は珍しくないのだが(早朝に及ぶこともあるし)、最近は自宅での作業環境をほぼ職場と同等レベルまで整えたので、終電前に帰って、続きは家でやるようにしているのだ。だが、昨日に限っては、ちょっとした思惑があった。先日、あるところで講演をしたら、「お車代です」ということで、タクシーチケットをもらった。で、てっきり現金でも入っているのかと思い、後日その封筒を開けてチケットであることに気付いたので、適当な折りにこのチケットを使っちゃおうと思って、昨日の深夜残業、チケットいつ使うの、今でしょうということになったわけである。ところが、午前1時半頃、帰宅しようとして、改めてチケットを見ると、あらかじめ日付が記入してあり、講演当日しか使えないやつでした(泣笑)。結局、自腹でタクシーに乗ることに。写真に見るように、「2016年7月末まで有効」「3万円までご利用いただけます」なんて書いてあるから、そちらに目を奪われ、手書きのご利用日は目に入らなかった。う~ん、なまじ変なものをもらったので、4000円近く、かえって損したぞ。

 そんなわけで、本日は深夜作業明けなので、有給をとり、自宅でゆっくりさせてもらっている。4年前の2011年3月11日、あの日も『調査月報』の作業を終えたところだった。あの時は入稿ではなく、校正作業が終わって校了したタイミングだったけど、ふうやれやれと思って会社の席に座ったところで、不気味な揺れが始まったのだった。だから、今でも月報の編集作業を終えると、特に3月の作業の時には、あの時のことを思い出す。あの日の衝撃で、自分自身の価値観も、ライフスタイルも変わったほどだったけど、4年が経って、さすがに自分の中でも遠景化しているような感じを受ける。まあ、こんな日くらいは、改めて心に刻もうと思う。


ブログランキングに参加しています
1日1回クリックをお願いします
にほんブログ村 海外生活ブログ ロシア情報へ