年末年始のドタバタに紛れて見落としていたのだが、こちらのニュースにまとめてあるとおり、年末にベラルーシでかなり大規模な政権人事異動があった。12月27日付のA.ルカシェンコ大統領の決定により、首相、大統領府長官、中央銀行総裁が交代した。

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 新たな首相には、A.コビャコフ(写真)が起用された。コビャコフは1960年モスクワ生まれ。ルカシェンコ政権では統制畑を歩み、副首相、第一副首相、副首相兼経済相、大統領府長官、駐ロシア大使、大統領府長官を歴任してきた。なお、前首相のM.ミャスニコヴィチは、上院議長に転身する模様。

 新閣僚としては、M.ジュラフコフ教育相、V.ジノフスキー経済相、V.ヴォフク産業相、S.ナリヴァイコ徴税相が挙げられる。

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 コビャコフの首相就任で空いた大統領府長官のポストには、A.コシネツ(写真)が任命された。1959年ベラルーシ東部のオルシャ地区生まれ。専門は医学者で、ヴィテプスク国立医科大学長、副首相を経て、ヴィテプスク州知事を務めていた人物。

 中央銀行総裁には、P.カラウルが任命された。カラウルは中銀の生え抜き。退任するN.エルマコヴァ前総裁の去就は明らかでない。


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