私は、月末・月初はだいたいいつも、担当している月刊誌の編集作業に追われている。ということは、年末・年始も、出勤こそせず在宅ではあるが、ほぼいつもと変わらずに編集作業をしている。それに加え、今回の年末・年始は学会論文の締切や、外部から頼まれた原稿なども抱えており、普段以上に忙しくしている。だから、ブログで大した記事も書けず、心苦しい。これも、まったくのバカ話である。
昨年の5月にウクライナに個人旅行に出かけた時に、写真に見るような知育玩具を買ってきた。子供向けの、なんちゃってコンピュータみたいなやつであり、英語・ロシア語・ウクライナ語の3言語で、文字・単語・数字・計算などを学べるようになっている。さすがにピンク色のおもちゃを買うのは恥ずかしかったが、これを使えば、基礎的な単語や数字を、ロシア語・ウクライナ語の対応関係で勉強したりするのには案外良いかもしれないなと思い、冗談というかダメモトで買ってみたのである。
で、帰国後に使ってみたところ、これは完全にハズレで、少なくとも当方の実用には向かないものだった。まず、良くないのは、学べる単語の数がきわめて少なく、1文字につき1単語にすぎないこと。ロシア語のСという頭文字から出てくる単語は「стол(机)」という1つだけで、なるほどウクライナ語では「стіл」というのかという対応関係は分かるものの(露・宇語で同じ単語がチョイスされているので)、単語数が少ないからすぐに飽きてしまう。さらに酷いのは数字。たとえば、12のことを、ロシア語では「двенадцать」と言うが、このピンクマシンに「12」と入力すると、「1、2(один, два)」と区切って読んでしまう。これじゃあ全然数字の読み方の勉強にならないでしょうが! 知育玩具といっても、本当に文字を覚えたてくらいの小さな子供向けだな。
まあ、2000円くらいだったし、役に立たなくても笑い話で済むかと思って買ったものだから。実際、こうしてブログの笑い話にしている次第。
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