うっかりしていたが(笑)、モルドバでも11月30日に議会選挙が行われる由で、こちらのニュースで関連情報が伝えられている(ロシアの通信社なのでバイアスがあるかもしれないが)。世論調査によれば、選挙戦でリードしているのは共産党であり、同党のV.ヴォロニン党首(元大統領)はEUとの連合協定を問題視し、本件を国民投票にかけることを主張している。ヴォロニン党首によれば、連合協定の200以上の条項が、モルドバの国益に沿わないものであり、見直しが必要である。モルドバはまだEU統合の準備ができておらず、それには5~10年を要し、場合によっては25年が必要かもしれない。直面している諸問題を共同で解決することをロシアが提案してくれているので、その提案を活用すべきであり、EUとの協定は少なくとも2016年まで先送りすべきであると、ヴォロニンは主張する。最近の世論調査によれば、モルドバ国民の45%はロシア主導のユーラシア関税同盟加入支持で、EU加入支持は43%となっている。しかも、モルドバからの分離独立を唱える沿ドニエストル共和国や、ガガウス自治区も、ユーラシア関税同盟を支持している。


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