こちらのニュースが、カザフスタンが同国における原発建設計画を確固として推進していくということを伝えている。

 これによれば、政府閣議でA.イセケシェフ工業・新技術大臣は、以下のように語った。すなわち、カザフは原子力エネルギーを諦めない。長期的に見れば、建設に漕ぎ着ける。ただ、それがどんなタイプの原子炉か、どんな発電所かというのは、国民への安全、最良のテクノロジーを考慮しながら、これから長期にわたり検討いく。2030年までには、発電の4%程度を原子力が占めることになろう。

 S.アフメトフ第一副首相は、原発の問題は本年中に明確にする必要がある。現在、工業・新技術省、経済発展・商業省の専門家がその問題に取り組んでいる、と発言した。

 半年ほど前、K.サウダバエフ外相は、原発建設は我々の共通の目標、核なき世界への前進に矛盾しないと発言した。非核世界をPRしてきたカザフが原発を建設するのは矛盾しないかという外国人記者の質問に答えたものだった。

 カザフが計画している東カザフスタン州クルチャトフにおける原発建設には、約30億ドルを要する。