こちらの記事によると、EUとウクライナの連合協定は、本年秋頃に調印される可能性があるという。欧州委員会のシュテファン・フューレ拡大担当委員が28日のブリュッセルにおける会見で語ったもの。フューレは、「調印に関しては、私は、秋頃に可能ではないかと思う。いくつかの加盟国は、むろんのこと、(本年秋にウクライナで予定されている最高会議の)選挙後にと言うだろう」と語った。フューレによれば、協定の仮調印は、向こう1ヵ月の間にも可能である。仮調印の遅れは客観的な理由によるものであり、それは協定のすべての文言を法的にチェックし、すべての条項の最終版について合意するという必要性による。仮調印のあと、正式調印までに、EU加盟国のすべての言語に翻訳しなければならないので、さらに時間を要する。秋の調印というのは、政治的取引の結果ではない。以上のようにフューレは述べた。
これに対し、ウクライナ側で交渉を担当してきたクリュエフ国家安全保障・国防評議会書記は、秋の協定調印という見通しにつき、とても結構なことであると歓迎の意を表した。ちなみに、連合協定の交渉は2007年に始まり、連合協定の構成要素の一つである自由貿易圏協定の交渉は2008年に始まった。