こちらの記事によると、ロシアのガスプロム社がドイツ・ブンデスリーガの名門バイエルンのスポンサーになるという観測が浮上し、早くもサポーターの間には反発する動きもあるようだ。
現在、バイエルンのメイン・スポンサーはドイチェ・テレコムが務めており、一方ガスプロムは2007年からシャルケのスポンサーとなっている。内田篤人のユニフォームの胸のところに、ガスプロムのロゴが入っているので、日本でもお馴染みだろう。
ところが、この記事によると、先日ガスプロムのミレル社長とバイエルンのヘネッサ社長が会食の場を設けたことから、スポンサーシップに関する観測が浮上した。これについてバイエルン側は、「ミレル氏とはとても和やかな雰囲気のなかで、レストランで楽しい昼食を共にした。ここで強調しておきたいが、我々はシャルケに取って代わってガスプロムをメイン・スポンサーとして獲得するつもりはない。そんな話すらしていない。しかし、何らかの形の協力関係は可能だ」と説明している。ガスプロム側も、同社がバイエルンのスポンサーになるという情報を否定している。なお、今回より少し前に、2012年中にもガスプロムがバイエルンのホームスタジアムのネーミングライツを獲得し、その後にユニフォームのスポンサーにもなるという情報が流れていた。
このように、ガスプロムもバイエルンもメイン・スポンサーの可能性は否定しているものの、早くも先日のブンデスリーガの一戦で、「NO GAZPROM」との横断幕を掲げるサポーターが南スタンドに現れた。
個人的には、ガスプロムがアジア・太平洋市場への進出を目論んでいるところでもあるので、金欠Jリーグがロシア資本を取り込んだりすることはアリではないかと思っているのだが……。