ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

ロシア・ウクライナ・ベラルーシを中心とした旧ソ連諸国の経済・政治情報をお届け

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 モルドバ出張からはもう帰国したが、同国の紋章を惰性で紹介し続けているシリーズ。モルドバで10番目に人口が大きいのが、2.6万のドゥボサルィということになる。再びモルドバ本土ではなくトランスニストリア(沿ドニエストル)の街であり、ドニエストルに設けられたダムと川に浮かぶ船をデザインした市章になっている。


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Orhei_Stema

 モルドバ出張中も、毎日のブログの更新が途絶えないよう、書き溜めたモルドバ紋章についての記事をお届けするシリーズ。と言っても、出張からはもう帰国したのだが、せっかくだからもうちょっと続けようかと。モルドバ第9の街、人口3.4万のオフレイの市章がこれ。オフレイは首都キシナウから北にわずか40kmほどだから、キシナウの衛星都市みたいなものか。


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Interbelic_Soroca_CoA

 モルドバ出張中も、毎日のブログの更新が途絶えないよう、書き溜めたモルドバ紋章についての記事をお届けするシリーズ。モルドバ第8の街が、人口3.8万のソロカ。モルドバ北部に位置し、ウクライナと国境を接している。ちょっと恐ろしげなデザインの市章だけど、由縁は良く分からなかった。


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 沿ドニエストル共和国の首都であるチラスポリを歩いていたところ、政権与党「刷新党」の本部の前を不意に通りかかった。党名がロシア語とウクライナ語で表記されているのが意外だった。ウクライナ語が実際に用いられることはきわめて稀なものの、沿ドニエストルではその2言語が公用語だからだろう(ルーマニア語は公用語ではないようだ)。

 ただ、刷新党旗の隣に、統一ロシアの党旗が翻っており、なんだそういうことかと、妙に納得してその場を去った。

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Stema_Ungheni

 モルドバ出張中も、毎日のブログの更新が途絶えないよう、書き溜めたモルドバ紋章についての記事をお届けするシリーズ。モルドバ第7の都市が、人口3.8万のウンゲニ。プルート川を挟んで、ルーマニアと向き合っている。


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 ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。

 ビートルズのど派手なアメリカ上陸にやや遅れ、ついにストーンズもビルボードのTop 100入りを果たした。今週98位のThe Rolling Stones - Not Fade Awayがそれである。言うまでもなくオリジナルはバディー・ホリーで、デビュー間もない時期のストーンズは米R&R、R&Bのカバー主体だった。

その頃ソ連では
1964年4月30日:アルジェリアのベン・ベラ大統領にソ連邦英雄の称号が授与される。

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19640502t
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Cahul

 モルドバ出張中も、毎日のブログの更新が途絶えないよう、書き溜めたモルドバ紋章についての記事をお届けするシリーズ。今日はモルドバ第6の都市で、人口4.1万のカフルなのだけど、このあたりになると、個人的に紋章のデザインはもちろん、街の名前自体初めて聞いたという感じである。モルドバ国土をブーツに例えると、つま先の一番南西部にあるのがこの街であり、ルーマニアと国境を接している。


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 こっちに来てからチョコバーとカップ麺ばかり食べているような気がしたので、昨日の昼は訪問先のバルツィ市でちょっと良さそうなレストランに入ってみた(と言っても会計は10ドルくらいだったが)。

 モルドバでは「ゼアマ(Zeama)」というスープが味噌汁的な伝統料理になっているらしく、それを食してみた。鳥肉のほか野菜、ジャガイモ、ヌードルが入っており、サワークリームを加えて食べる。ロシア圏にもよくあるブイヨン風のチキンスープと一見似ているが、若干酸味があるのが特徴のようだった(サワークリームを入れる前から酸味がある)。

 後は、これは伝統料理なのかどうかは分からなかったが、盛り合わせのメイン皿。

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Coat_of_Arms_of_Rîbnița

 モルドバ出張中も、毎日のブログの更新が途絶えないよう、書き溜めたモルドバ紋章についての記事をお届けするシリーズ。人口5.0万で、モルドバで5番目に大きな街が、昨日に続いてトランスニストリア(沿ドニエストル)のルィブニツァ。東欧で最大規模とされ、ロシア・ウクライナ戦争との絡みで注目されたコバスナ弾薬庫は、ルィブニツァ地区に所在。


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m202405cover

 私が以前編集長を務め、今も寄稿を続ける『ロシアNIS調査月報』の2024年5月号のご案内。毎年5月号はロシアに関する総論的な特集と決まっており、今回は「激動の中のロシア経済と社会」と題する特集号となっております。詳しい内容とお問い合わせ・お申し込みはこちらまで。

 服部自身は今回は連載記事として、「プーチン5期目の目玉政策に浮上した高速鉄道整備」、「ウクライナの国外避難民に生じている変化」という短めの記事を書きました。


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 モルドバ出張中も、毎日のブログの更新が途絶えないよう、書き溜めたモルドバ紋章についての記事をお届けするシリーズ。モルドバで4番目に人口が多いのが、9.4万のベンデルィで、再びトランスニストリア(沿ドニエストル)の街となる。


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 4月23日、面談の帰りにモルドバ政府庁舎の前を通りかかったところ、面白い光景に出くわした。どうも国旗を称えるセレモニーのようである。ただ、指導者のような人が子供に指示を出したりしていたので、これは本番ではなく、リハーサルではないかと思われた。

 ホテルに帰って調べてみたところ、こちらのページに見るように、モルドバでは1990年4月27日に現在の国旗が制定され、それにちなんで2010年に4月27日が「国旗の日」として制定されたということだった。というわけで、おそらく私の勘は正しく、私が目撃したのは、4日後に行われる「国旗の日」式典のリハーサルだったのだろう。リハーサルでも、見ていて充分に面白かったので、上掲のとおりYouTubeにアップした次第。

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Coat_of_Arms_of_Balti

 モルドバ出張中も、毎日のブログの更新が途絶えないよう、書き溜めたモルドバ紋章についての記事をお届けするシリーズ。さて、分離主義地域のトランスニストリアを除いた、モルドバ本土だけで見ると、首都キシナウに次ぐ第2の街が、モルドバ北部のバルツィということになる。人口14.5万。今回のモルドバ滞在中に、できれば訪問したいと思っているのだが、果たしてどうなるか。紋章はやたらと勇ましい。


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16

 こちらの記事が、EUが第14制裁パッケージでロシアからのLNGの輸入を禁止することを検討しているということを伝えている。なお、上図はその記事に添えられていたもので、EU諸国のうち2022~23年のロシア産LNG輸入量が多い国を示している(単位100万t)。

 記事によると、トビアス・ビルストロム・スウェーデン外相が4月22日、ロシア産LNG輸入禁止を検討していることを明らかにした。外相いわく、第14パッケージの採択は最重要課題であり、それにLNG禁輸を含めるよう努力している。なお、この発言はEU諸国外相会談を前にして発せられた。昨年12月には欧州議会と欧州理事会が、EU全体としての制裁にかかわりなく、加盟国が独自にロシア産LNGの輸入を禁止することを容認した経緯がある。この措置を主導したのは、ポーランド、バルト3国、フィンランドであった。なお、EUがロシア産LNG禁輸を決定する場合、実際に発動されるのは2025年になると見られている。

 以上が記事の伝えるところだが、日本の対ロシア制裁はどうしてもEUの措置に「右へ倣え」になりがちであり、日本の対応が注目されるところである。


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 モルドバ出張中も、毎日のブログの更新が途絶えないよう、書き溜めたモルドバ紋章についての記事をお届けするシリーズ。モルドバ諸都市の市章を、単純に人口の多い順に取り上げていこうと思うのだが、実は首都キシナウに次ぐ人口を擁するのは、分離主義地域「トランスニストリア(ロシア語では沿ドニエストル」の首都チラスポリなのである。人口は15.6万人。その市章が上掲のようなものであり、下部に描かれているのはドングリだと思うのだが、旧ソ連圏の紋章のデザインにドングリが出てくるのは、個人的に初めて見たような気がする。


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77

 ちょっと用事があって、世銀のデータベースを眺めていたら、ドキっとした。ウクライナの総人口が、わずか3,800万人とされていたのである。ウクライナは独立後、一貫して人口を減少させていたわけだが、さすがに4,000万人の大台を割り込んだ数字を見るのは初めてだった。

 当然、それをもたらしたのは、戦争に他ならない。上図に見るとおり、2022年にガクっと減っている。一番大きい要因は、現状で600万人以上の国民が外国に避難していることだろう。なので、戦争が終わり避難民が帰国すれば、ウクライナの人口もある程度回復することは期待できる。

 旧ソ連で、最大国のロシア以外で、人口の多い国と言えば、ウクライナとウズベキスタンだった。ウクライナとは対照的に、ウズベキスタンでは人口増加が続いている。ウクライナの戦争、避難生活、領土の行方はまだ見通せないものの、場合によっては、ウクライナとウズベキスタンの総人口が逆転するような日が遠からず訪れるかもしれない。


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 モルドバ出張中も、毎日のブログの更新が途絶えないよう、書き溜めたモルドバ紋章についての記事をお届けするシリーズ。やはり、国章の次は、首都のキシナウ(ロシア語読みではキシニョフ)を取り上げるべきだろう。キシナウは人口72.4万人。市章のデザインは、かなり国章に似ている。


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1807

 こちらの記事が、2023年にロシアからウラン(具体的には濃縮ウランだろう)を輸入した主要国について伝えている。ロシア自身は貿易統計を発表していないため、ノーヴォスチ通信がロシアの取引相手国側のデータを使って調べたものである。

 それによると、2023年の各国によるロシア産濃縮ウランの輸入量は、以下のとおりだったということである。カッコ内は前年比増減率。

  1. 米国:702t(19%増)
  2. 中国:457t(32%減)
  3. 韓国:243t(80%増)
  4. フランス:223t(29%増)
  5. カザフスタン:168万t(5倍)
  6. ドイツ:30t(…)
  7. ブラジル:27t(…)
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Coat_of_arms_of_Moldova.svg (1)

 私は紋章が趣味の一つなので、このブログでもかつて、日めくり紋章などという企画を手掛けていたこともあった。それで、突然ですが、私は本日からモルドバ出張に出かけるのである。出張中も、基本的には毎日ブログの更新を続けたいと思っているが、出先でバタバタすると思うので、心許ない。そこで、モルドバの紋章に関する記事を書き溜めておいて、出張中もブログの更新が途切れないようにしようと決めた。

 まずは、モルドバの国章である。国章だけあって、さすがに日本語版ウィキペディアにも解説があったので、それを引用させていただく。

 モルドバの国章には、くちばしに十字架を咥え、爪で笏とオリーブの枝を掴んだ図案化されたワラキアの鷲が描かれている。この国章は1990年11月3日に制定されたもので、国章の図案の作者によると、鷲はモルドバの国民の起源がラテン人であることを象徴している。鷲の胸は、モルダヴィアの伝統的な記章である、角の間に八芒星が配された牛の頭の図が描かれた盾で守られている。また、耳に相当する2つのひし形と、5枚の花びらの薔薇、三日月が描かれている。八芒星は太陽ではない。盾に描かれているものは全て、赤、黄色、青の3つの伝統色のいずれかで塗られている。


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40

 Wedge ONLINEに、「ロシアの“ゾンビ戦車”が戦場へ 質よりも量を優先、戦車供給から見るプーチン・ロシアの今」と題する論考を寄稿しました。どなたでも無料で読めますので、ぜひご利用ください。


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 ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。

 さて、今週52位のMartha & The Vandellas - In My Lonely Roomは、特大ヒットというわけではないが、個人的に非常に好きな曲である。もし自分がオールディーズ番組のDJをやることがあったら、この曲をオープニングテーマにしたいと妄想している曲である。エンディングテーマはこちら。完璧だ。

その頃ソ連では
1964年4月26日:ベラルーシ共和国のマラジェーチノ市にミンスク州郷土博物館が開設される。

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19640425t
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1805

 こちらの記事が、農業事業者へのアンケート調査にもとづき、制裁下のロシアにおける農業の障害について伝えているので、以下ざっと内容を紹介する。

 Yakov & Partnersのアンケート調査によると、種子の品質と入手可能性、農業機械の入手可能性と品質、人材の枯渇、物流・製品販売の難しさが、依然としてロシア農業にとっての主要なリスクとなっている。1年前のアンケート調査でも、同様の問題が指摘されていた。

 1年前に農業従事者が種子の調達に問題があると予測した(あるいはすでに直面している)ことはまったく正しかった。1年前の回答者の24%が、この要因を「問題がある」上位3つの1つと考えていた。今回の調査では、約半数が種子調達の問題に直面し、約3分の1が輸入制限による収穫への悪影響を感じている。「進んで」国産種子を使用すると答えた回答者はわずか4%で、10%が「資金がない」場合にのみ国産種子に切り替えると回答している。

 農業機械やスペアパーツの購入で問題に直面した人の割合は2倍以上に増加した(19%から44%へ)。最大の問題はトラクターとコンバインの調達によるもので、それぞれ89%と81%の回答者が指摘している。農業機械の不足が収穫に影響を与えた回答者は29%で、天候に次いで2番目に大きなマイナス要因になったとアナリストは補足する。資格のある整備士の不足を指摘した回答者の数は、2.5倍に増加した。

 他方、農業従事者は昨年度の財務結果を「満足」(5点満点中3.3点)と評価したが、これは前年度より10%低く、「生産者自身が昨年警告した主なリスクが現実化したことを示している」と専門家は指摘する。何の問題も発生していないという回答者は12%にすぎず、これは前回調査から半減以上の低下である。


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78

 こちらのページに見るとおり、IMFが2024年4月版の世界経済見通しを発表した。その中から、私の関係国であるロシア・NIS諸国のGDP成長率の数字を抜き出し、上表のように整理してみた。

 ロシアに関しては、IMFによる今年1月の予測では2024年が2.6%成長とされていたのだが、今回の予測で3.2%へと上方修正された。2025年についても1.1%から1.8%へと上方修正された。IMFはロシア経済に関してはすっかり藪医者と化しており、当初冴えない予測を示して、その後それを上方修正するということが続いている印象だ。

 ウクライナに関しては、2025年以降の高い成長率が示されているが、これは「その頃には戦争も終わり、復興景気が訪れているのではないか…」という希望的観測によるものではないか。現実には戦争の行方に左右されることは言うまでもない。

 カザフスタン、アルメニア、ジョージアといった国は、ロシアからの出国者が押し寄せたり、ロシア向け迂回取引のルートになったりして、その恩恵で高い成長率が続いており、今後もしばらく続く見通しのようだ。

 ところで、IMFはアゼルバイジャン・アルメニア・ジョージアを「中東・中央アジア」の中に分類しており、さすがにそれはどうなのかと感じた。アゼルバイジャンは中東産油国そのものだろうが、ジョージアは仮にもEU加盟候補国であり、アルメニアもその方向にシフトしている。

 


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 国際情報サイトの「Foresight」に、「対露制裁に見るアメリカの「正義」と「実益」―ロシア産水産物の輸入をめぐって―」を寄稿しましたので、ご案内いたします。全文の閲覧には会員登録が必要ですが、ぜひご利用ください。


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1801

 ウクライナ侵攻を受け、アップル社はロシア市場での公式的な販売を停止したものの、並行輸入という形では、依然としてロシアでiPhoneを購入することは可能である。しかし、現実にはロシア国民のiPhone離れが進んでいるということを、こちらの記事が伝えているので、以下要約しておく。

 Mobile Research Groupの専門家であるE.ムルタジン氏によると、ロシアではiPhone離れが着実に進んでいるという。その販売シェアは、台数ベースで現時点で6%程度だが、年末までには4%にまで縮小すると見られるとのことである。

 iPhoneの新モデルが出ようと、新しいカラーが出ようと、価格がネックとなる。アップルがロシアから撤退し公式には流通していないことに加え、それが安全保障上の脅威であると受け取られていることもある。ロシアに限らず、他の国においても、iPhoneのシェアはすでにピークを過ぎ、それが拡大することはないと、ムルタジン氏は指摘した。


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1800

 こちらのサイトに、プーチン政権がやると言っているモスクワ~サンクトペテルブルグ高速鉄道に関する図解資料が出た。それが下図であり、これを掲載するだけでお茶を濁そうと思っていたのだけど、ふと、このデータを使って日本の新幹線と比べてみたくなった。

 ロシアの高速鉄道整備計画の中で、パイロットプロジェクトとして優先的に建設されることになっているのが、モスクワ~サンクトペテルブルグ路線である。その営業キロ数は、679kmとされている。とすると、東京~岡山の733kmと、だいたい感覚的に近いのではないか。そう考え、東京~岡山間ののぞみを、モスクワ~サンクトペテルブルグ高速鉄道のパラメーターと比較したのが、上表である。東京~岡山の運行間隔や所要時間は「だいたいこんなもんか」というものなので、細かいツッコミはご容赦いただきたい。

 良く分からないのは、ロシアはこの路線に16の駅を作ると言っているのだが、すべての列車が各駅に停まるのか、それとも日本ののぞみ・ひかり・こだまのような区分を設けるのかといういことである。もし仮に、全列車が16駅すべてに停車し、それでいて東京~岡山間よりずっと速い2時間15分での到着を達成するとしたら、かなり驚異的なことである。それというのも、最高時速が400kmと計画されているからであろう。まあ、今のところ、絵に描いた餅に過ぎないが。

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1795

 こちらによると、4月12日に米財務省は、ロシアからのアルミニウム、銅、ニッケルの輸入を禁止する決定を発表した(本年4月13日までに生産された製品は除く)。

 こちらによると、国際的な取引所でロシア産の非鉄金属が取引されるのも、禁止される。また、英国も今回の制裁に足並みを揃える。

 一方、こちらによると、今回の禁輸の実質的な影響はわずかということである。2023年のロシアの米英向けアルミ・ニッケル・銅輸出は7,780万ドルにすぎず、これはロシアのこれらの輸出の0.5%にすぎなかったという。具体的に言うと、米にはアルミ5,080万ドル、ニッケル2,650万ドルが輸出され、銅はゼロだった。英にはアルミ43.2万ドル、銅5.3万ドル、ニッケル2.7万ドルが輸出された。


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 ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。

 今週30位と47位に、「シャングリラ」という同じタイトルの曲が入っている。良く知らなかったので調べてみたら、前者がインスト、後者がボーカル入りで、同じ曲だった。ボーカルバージョンのVic Dana - Shangri-Laの方を聴いてみよう。

その頃ソ連では
1964年4月17日:N.フルシチョフ第一書記が70歳を迎えたのを機に、ソ連邦英雄の称号が授与される。

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 「黒海穀物イニシアティブ」をめぐる攻防の際に浮き彫りとなった現実として、実はウクライナからの最大の穀物輸入国は中国であった。具体的に言うと、中国はウクライナから飼料用トウモロコシを大量に買い付けていた。

 ところが、こちらの記事によると、今般、中国はウクライナからのトウモロコシ輸入のキャンセルに動いているということである。政治的な悪意があるわけではなく(ウクライナ産を狙い撃ちにしているわけでもない模様)、国内経済事情によるもののようだが、気になるので以下記事の中身をざっと紹介しておく。

 中国のバイヤーは、国内農家を支援するための政府の新たな措置に従い、トウモロコシの輸入をキャンセルしている。

 関係者によると、中国の輸入業者は、4月から6月にかけて予約されていたウクライナ産トウモロコシの4~6カーゴを受け入れない予定だという。これらのキャンセルは過去2週間以内に行われたもので、欧州方面からの今後の輸入がさらに中止される可能性があるとのことだ。

 米国とブラジルで豊作が続いた後、世界的な価格下落の圧力が生じている。

 中国の税関当局は、作付けシーズン前を前にして、国内の供給過剰を緩和し、生産者価格を下支えすることを目的として、外国産トウモロコシの輸入を制限するよう、業者に要請した。今般生じているキャンセルは、それを受けたものである。


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76a

 こちらのページに見るとおり、昨日ロシア統計局が3月のインフレ率(消費者物価上昇率)を発表したので、恒例により図表を更新してお目にかける。ただし、変化は大きくないので、それほど面白みはない。

 2024年3月のロシアの消費者物価は、前月比0.39%増、前年末比1.95%増、前年同月比7.72%増だった。3月の消費者物価を項目別に見ると、それぞれ前月比で、食料品は0.17%増、非食料商品は0.27%増、サービスは0.83%増だった。

 ロシアでは夏に向かうと食料品を中心に物価が沈静化することもあり、しばらくはこんな調子だろう。7月に公共料金の値上げをすると思うので、次の山場はそのあたりか。

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