個人的には、ロシアのサッカーをウォッチしていく上で、経済とのかかわりを重視していきたいと考えており、それに関連した話題。こちらのニュースによると、一時期、巻誠一郎も所属したことで知られるペルミ市のFCアムカル(ロシア・プレミアリーグ)で、化学企業の「ウラルカリー」がスポンサーになったということである。ちなみに以前も書いたことがあるけど、FCアムカルというのはアンモニアの「アム」と尿素の「カル」の合成語であり、世界一無粋なクラブ名ではないかと思われる。以下は記事の要旨。
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ウラルカリー社は、居住地にお金を費やすことを選んだ。FCアムカル自体が、ペルミの「ミンウドブレーニヤ(化学肥料)」社の工場クラブとして誕生し、同社は現在持ち株会社「ウラルヒム」に属しているにもかかわらず、ウラルカリー社は今季アムカルをスポンサーとして支えることを決めたわけである。7月17日、ウラルカリー社が発表したもの。2012~13年シーズンにウラルカリー社はクラブに1億ルーブルを拠出する。なお、ウラルカリー社は昨シーズンもアムカルを支援していた。
ウラルカリー社がペルミに本社を構えていることにより、同社は利益を享受している。ウラルカリーは数年間にわたって地方行政府から利潤税を13.5%分免除されており、2010年だけでウラルカリー社とシリヴィニト社は5,000万ドルを節約できた。
ウラルカリーの最大株主は大富豪のS.ケリモフ氏であり、同氏はダゲスタンのクラブであるアンジ・マハチカラを支援している。他方でウラルカリー社は昨年はロシア代表チームのスポンサーだった。
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