ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ

ロシア・ウクライナ・ベラルーシを中心とした旧ソ連諸国の経済・政治情報をお届け

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 昨日は「ロシアの予算編成の根拠となる経済見通し(上)」というのをお届けしたが、肝心の予算案については、上手くまとまった情報源がなかったので、割愛した。そうしたところ、こちらのサイトに、2024~2026年の予算案を表に整理したものが出ていたので、経済見通しの前に、まずはそれを取り上げる。

 ご覧のとおり、2024年の歳入は35.0兆ルーブルで、これは(表にはないが)GDP比19.4%となる。うち、石油・ガス歳入が11.5兆ルーブル、非石油・ガス歳入が23.5兆ルーブルで、後者が前者の2倍強というのが来年の予算の特徴である。

 2024年の歳出は36.6兆ルーブルで、GDP比20.4%。歳出は「公開部分」と「非公開部分」に分けられており、個人的にこういうのは初めて見た。これは、機微な軍事関係を隠すためと思われ、実際に「非公開部分」が来年急増するといのが気になる。

 2024年の財政収支は1.6兆ルーブルの赤字で、GDP比は0.9%となっている。


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 こちらの記事に見るように、ロシア政府は9月22日、2024年の連邦予算案を承認した(ロシアの予算は基本的に3ヵ年をスパンとしており、2025年、2026年の見通しも含む)。

 それで、連邦予算を編成する際には、経済発展省が今後3年間の公式的な経済見通しを発表し、それにもとづいて予算を組むのが通例である。今回も、こちらのページでその経済見通しが発表されたのだが、例によって、同省のページは日本からはアクセスできないので、悪しからず。

 当方は、VPN経由でこのデータにアクセスしたので、それを整理し日本語にして、上掲のとおりお目にかける。ただ、経済見通しはいくつかの表に分かれており、今朝はちょっとバタバタしているので、すぐにすべてを処理できない。なので、取り合えず上表だけをお目にかけ、GDP等を含んだ他の表は、追って追加でご紹介することにする。


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 もう1年半ほど前のものだが、こちらの記事に掲載されている図解資料が興味深い。ロシアの主要港の貨物処理能力を比較したもので、主な貨物や行き先なども付記されている。たとえば、2022年に実際にどれだけの貨物が処理されたかという数字はありふれているのだが、今回のようにキャパシティを比較した資料はあまり見たことがないので、チェックしておくことにする。

 なお、『ロシア新聞』のサイトにはよくあることだが、上図は確かに上掲記事付属の図解資料なのだが、なぜかそのページを閲覧してもページ上には表示されないという、怪奇現象となっている。

 というわけで、ロシアの港を、年間貨物処理能力の多い順に並べると、ベスト10は以下のとおりとなる。ただし、完全に網羅的かどうかは定かでなく、たとえば新興のタマニ港やサベッタ港もすでに3,000万tくらいのキャパはあるはずだが、ここには登場しない。

  1. ノヴォロシースク港(2億890万t)
  2. ウスチルガ港(1億3,000万t)
  3. サンクトペテルブルグ港(1億1,000万t)
  4. プリモルスク港(8,959万t)
  5. ヴォストーチヌィ港(6,670万t)
  6. ヴァニノ港(5,000万t)
  7. トゥアプセ港(3,800万t)
  8. ナホトカ港(2,660万t)
  9. ムルマンスク港(2,460万t)
  10. アストラハン港(1,000万t)

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 ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。

 さて、この週の27位がチャートのピークではあったが、Ruby & the Romantics - Hey There Lonely Boyは、隠れた人気曲ではないか。1969年にEddie Holman が Hey There Lonely Girl としてカバーしたバージョンはさらに大ヒットし、それを山下達郎がライブで取り上げることにもなる。

その頃ソ連では
1963年9月30日:アルジェリアの指導者ウアリ・ブーメディアンが訪ソ。9,000万ルーブルの融資を供与。

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 2年前に世間を騒がせた、中東系移民・難民がベラルーシの対EU国境に殺到した問題。その後、あれはどうなったのだろうか? こちらの記事の中でが、A.フリードマンという専門家が最新の動きを語っているので、同氏の発言要旨を以下整理しておく。なお、上図はこちらのサイトから拝借したもので、ベラルーシと近隣諸国の国境通過地点を示している。

 ルカシェンコの仕掛けた移民・難民問題は、当初の対リトアニア、ポーランド国境から、現在は対ラトビア国境に焦点が移っている。ベラルーシ・ラトビア間には2箇所の国境通過ポイントがあるが、ラトビアではそのうちの1箇所であるウルバヌィ・シレネ通過ポイントを閉鎖するという議論が持ち上がっている(上掲地図の21番)。

 現時点では、対ポーランド、リトアニア国境では情勢が安定しており、リトアニアでは対ベラルーシ国境を閉鎖する必要はないと示唆しているほどである。ルカシェンコ体制としては、こうした2国との関係を荒立てるよりは、移民たちをラトビアに向かわせ、ラトビアの出方、同国がポーランド・リトアニアとどこまで連帯しているかを見極めようとしている。

 他方で、現時点で一定数の移民たちがまだベラルーシに留まり、ルカシェンコ体制としてはこれをどうにかして片付けなければならない。そこで、これまでは主流ではなく、最も対応が弱いラトビアに向けているという面がある。

 その結果として、ラトビアが2つの国境通過ポイントのうち1つを閉鎖することになるかもしれないが、ベラルーシにとりその痛手は大したものではなく、それくらいで済めばむしろラッキーと言える。

 現在は、仮にルカシェンコ体制が移民・難民危機を再び演出しようとしても、移住希望者をリクルートする可能性が低下している。2021年には、たまたまクルド情勢がルカシェンコに味方した形だったが、現在はそのようなリクルート適地はない。

 ルカシェンコ体制は、再び大規模な移民・難民危機を起せば、EUから国境を閉鎖されたり、ロシアと同等の制裁を科せられたりといったリスクがあることを、よく分かっている。体制は、ロシアをめぐる危機に巻き込まれることを望んでいないように思える。


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 私の所属する北海道大学スラブ・ユーラシア研究センターでは、10月16日から11月10日にかけて、公開講座「どうなる? どうする? 日露関係」を開催しますので、ご案内申し上げます。

 今回の公開講座では、ウクライナ戦争を経て、我が国にとりますます重大な課題となっている日露関係を、国際関係、外交、軍事、貿易、エネルギー、漁業、文化の各専門家が、それぞれの立場から読み解き、未来への指針を示すことを目指します。

 講義はすべてオンラインで配信し、参加費は無料ですが、事前のお申し込みが必要で、先着1,000名様までとなっておりますので、早目にお申込みください。

 より詳しいご案内とお申し込みは、こちらのサイトまでお願いします。プログラムは以下のとおりです。

  • 10月16日(月)「日露ビジネスは退くも残るも茨の道」(服部倫卓・北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授)
  • 10月20日(金)「重大な岐路に立たされる日露漁業外交」(濱田武士・北海学園大学地域経済学科教授)
  • 10月23日(月)「日露文化交流 ―アートを通じた国際理解と地域創生」(鴻野わか菜・早稲田大学教育学部教授)
  • 10月27日(金)「ロシアから見た極東の軍事的位置付け ―2030年代の極東ロシア軍を考える」(小泉悠・東京大学先端科学技術研究センター専任講師) 
  • 10月30日(月)「日露関係の現在位置 ―安倍・プーチン交渉が残したもの」(駒木明義・朝日新聞論説委員)
  • 11月6日(月)「国際関係と地政治のなかの日露関係」(岩下明裕・北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授)
  • 11月10日(金)「日露エネルギー協力の再評価と見直し ―ウクライナ危機とカーボンニュートラルの試練」(原田大輔・エネルギー・金属鉱物資源機構調査部調査課長)

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 ロシアの漁業、加工産業につき、非常に気になる情報をキャッチしたので、お伝えしておく。

 ロシア漁業で、漁獲量が多いのがスケトウダラであり、従来は冷凍した未加工の状態で中国に輸出し、中国の工場で「フィレ」という三枚の状態におろされていたのだが、最近ロシアで船上および陸上の加工設備が整い、ロシア自身がフィレへの加工を行うようになっているということは、以前当ブログでもお伝えした。

 それで、こちらの記事が伝えるところによると、ロシアはフィレには飽き足らず、スケトウダラをさらに「すり身」にまで加工し始めているということである。すり身に加工すればもう、カニカマ、フィレオフィッシュなど、我々が良く知る白身魚加工製品まで、一歩手前である。記事によれば、2023年上半期にロシアはアジア市場へのすり身の輸出で米国を追い抜き、トップに立ったということだ。

 それだけなら、「まあせいぜい頑張ってね」という話なのだが、問題は、ロシアの魚加工度向上に寄与しているのが、どうも我が国に主権があるはずの北方領土であるらしいという点だ。

 こちらのサイトでは、ギドロストロイという大企業が、色丹島にある「クラボザヴォツク」という工場へ投資を行い、その結果、すり身の生産が軌道に乗ったということを伝えている(上掲写真がその模様)。しかもこの記事は、「何年か前に日本の技術を用いてすり身を生産しようとしたが、その試みは失敗した」などと、まるで日本の技術に問題があったかのような書き振りになっている。また、記事によれば、択捉島にも同様の工場が建設中であるという。

 他方、ロシア動植物検疫局のこちらのページには、ロシアの各水産加工工場がどんな生産に取り組んでいるかが記されている。これによれば、すり身を生産しているのは、くだんのクラボザヴォツク工場のほか、沿海地方プレオブラジェニエ町のプレオブラジェニエ・トロール船団、ハバロフスク地方ソヴィエツカヤガヴァニ市のヴォストークルィブプロム社となっている。


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 取り上げるのが少々遅くなったが、ロシア財務省の発表により8月のロシアの連邦財政執行状況が明らかになったので、恒例によりグラフを更新しお目にかける。上図はクリック・タップし拡大してご利用を。

 8月のロシア連邦財政では、非石油・ガス歳入を軸に歳入が堅調に推移する一方、歳出はそれほど膨らまなかったので、収支は単月で黒字となった。

 1~8月の累計では、歳入は16兆9,900億ルーブル(うち石油・ガス歳入が4兆8,360億ルーブル、非石油・ガス歳入が12兆1,550億ルーブル)、歳出が19兆3,510億ルーブル、収支は2兆3,610億ルーブルの赤字(対GDP比1.5%)であった。

 赤字には違いないが、本年の連邦予算は元々GDP比2.0%の赤字で編成されており、当初の計画よりも大きく乱れるような現象は、今のところ表面化していない。例の、「軍事費が当初の倍に膨らみ、歳出全体の3分の1を占めるに至っている」という話もあるわけだが、どうやって持ち堪えているのか、本当に不思議である。


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 こちらの記事によると、米国がロシアからの肥料輸入を拡大しているということである。もとより、肥料は欧米による対ロシア制裁の対象外で、むしろ米国などは食料安全保障の観点からロシアからの肥料輸入を積極的に認める姿勢を示しているわけだが、実際に輸入量が拡大しているということのようだ。

 記事によると、2023年1~7月の米国によるロシアからの肥料輸入は、過去最高の9億4,400万ドルに上った。前年同期は9億ドルだったので、5%の拡大となる。

 本年、ロシアは米国にとってカナダに次ぐ2位の肥料供給国となっている。カナダは1~7月に28億ドルを供給した。3位以下は、サウジアラビア4.8億ドル、イスラエル2.2億ドル、カタール2.1億ドルとなっている。


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 ロシアで多数開催されるなんとか経済フォーラムの類は、一応、大規模投資を促すためのものであるという建前であり(政治セレモニーやロスコングレスの利権のためじゃないよ、キリッ)、会議終了後にはその成果が数字で発表されるのが通例である。こちらの記事が、先日の東方経済フォーラムの成果について伝えているので、取り上げておく。

 これによると、今回の第8回東方経済フォーラムの枠内で、373件の投資契約が結ばれ、その総額は3兆8,180億ルーブルに上った。極東連邦管区大統領全権代表のYu.トルトネフが明らかにした。ただしトルトネフは、「3.8兆ルーブルの投資契約すべての実現を政府が保証するものではない」と述べ、実現する割合は70%程度であるとの見方を示した。なお、今回の会議参加者は、62ヵ国から、7,000人だった。

 前回の第7回東方経済フォーラムでは、290件、3兆2,700億ルーブルの投資契約が調印された。参加者は68ヵ国から約7,000人だった。


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 ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。

 いやはや、超名曲が来ましたね。今週1位は、Bobby Vinton - Blue Velvet以前もボビーのBlue On Blueを取り上げたけど、Blueシリーズというべきか、立て続けに青色の大ヒットを放った。なお、Blue Velvet自体は1950年代初頭から歌われているスタンダードで、トニー・ベネットが歌ったのが最初だったのかな。

その頃ソ連では
1963年9月7日:ロシア正教会の宗教作家、ニーコン(ヴォロビヨフ)が逝去。

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 例の、中国が日本産の海産物を輸入禁止した問題。こちらの記事が、中国向けの供給で、ロシアは日本の代わりにはなれないということを語っているので、以下要旨を整理しておく。

 2023年の現時点で、中国にとりロシアは最大の海産物輸入相手国であり、1~7月に61.7万tがロシアから輸入された。

 特に、ロシア産のスケトウダラのすり身は米国産よりも安く、消費者が割安な商品を求める現状において、ロシア産すり身への需要が高まっている。

 ただし、中国市場でロシアが日本にとって代わるのは、困難である。というのも、日本が中国に供給していた主力商品がホタテ貝であるのに対し、ロシアは主としてニシン、タラ、スケトウダラ、カニを供給しているという違いがあるからだ。

 ロシア連邦漁業庁では、「我が国は、自国の得意分野でないなら、他の国にとって代わろうということは目指さない。我が国の目標は、競争力があり、品質が良く、安全なロシアの商品を、高い付加価値で、供給量を増やすことである」と説明している。


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 多忙でブログのネタに窮したので、今日はお茶濁し系で。こちらのページに、現時点でロシアから直行便で行ける国という図解資料が出ていたので、それを拝見する。

 ロシアから直行便で行ける国の数は、38ヵ国だそうである。ただ、定期便だけでなくチャーター便も含むとされており、若干微妙な気がする。地図で赤の国がロシアの航空会社でのみ行ける国、青の国が外国の航空会社でのみ行ける国、緑が両方とも可能な国ということだ。


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 古巣のロシアNIS貿易会がまとめた日露貿易の統計を眺めていて、ちょっと気になったことがあった。日本はロシアに厳しい制裁を科しているはずなのに、今年に入って、4月以降、日本の対ロシア輸出が、前年同月の水準を上回って推移しているのである。まあ、その最大の原因は明らかであり、昨年2月の侵攻ショックを受け、昨年4月以降の日本の対露輸出はしばらくきわめて低い状態が続いたので、ある程度持ち直して以降は、ベース効果により、その水準を上回っても、不思議ではない。

 そして、今年に入って、4月から7月にかけて、日本の対露輸出がかなり堅調だったのには、もう一つの要因がありそうだ。上図に見るとおり、この間、中古車の輸出が拡大していたのである。元々好調だった上に、8月から中古車輸出にも制限がかかるという情報が流れ(実際8月9日から1900cc以上の車、EV、ハイブリッド車の輸出が禁止された)、駆け込み需要が続いたと見られる。7月に至っては、日本の対露輸出の実に71%が中古車だった。

 依然として1900cc未満のコンパクト中古車の輸出は可能ではあるが、8月以降は中古車輸出の数字も落ち込み、それに伴い日本の対露輸出額全体も押し下げられることになるのではないか。


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 9月10日から13日にかけて、恒例の「東方経済フォーラム」がロシア極東のウラジオストクで開催されているところである。こちらの記事によると、その席でM.オレーシキン大統領補佐官が、2024年にロシアは財政黒字になる可能性があると発言したということである。なお、オレーシキン氏は上掲写真の左から2番目の人物で、プーチンのお気に入りとして知られている。

 記事によると、オレーシキンは概要以下のように発言した。財政の歳入は、予想の上限で推移している。2023年の財政赤字は、GDPの2%か、それを下回ることになろう。これは本年の当初予算よりも良好である。特に好調なのは非石油・ガス歳入だ。政府は向こう3年間の財政均衡化のために努力を傾注しており、収支は当初の見通しよりも良くなっている。場合によっては、2024年に財政黒字になる可能性もある。オレーシキンは以上のように述べた。


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 こちらに見るとおり、8月のロシアのインフレ率(消費者物価)が発表されたので、恒例によりグラフを更新してお目にかける。

 8月の消費者物価は、前月比0.28%増、前年末比3.70%増、前年同月比5.15%増であった。夏はロシアではデフレの季節であり、8月の0.28%増という数字は、それを考えると若干高めと言えそうである。

 8月の物価で目立ったのは、食料品が前月比0.06%減、サービスが同0.32%減と下落した一方で、非食料商品が1.14%増と突出して上昇したことである。非食料商品は輸入依存度が高く、昨今のルーブル安の影響を受けたと見られる。また、国産で賄えるはずのガソリンが、別の理由で値上がりしていることも響いている。

 中期的な傾向を跡付けるため、開戦前の2021年12月からのトレンドを見たのが、下図となる。

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 こちらの記事が、ロシアが中国向けに欧州向けの約半値で天然ガスを輸出しようとしているということを伝えている。元ネタはブルームバーグだが、そちらは有料なので、コピー記事で我慢。

 記事によると、このほどM.ミシュスチン・ロシア首相が、2026年までの展望を示した際に、ロシアは2024年に中国向けのパイプライン・ガス輸出を、1,000立米当たり271.6ドルで行うことになると発言した。他方、欧州・トルコ向けは平均で481.7ドルなので、中国向けは約半分の水準ということになる。価格は2026年にかけて徐々に低下すると見られる。

 なお、本年2023年に関しては、中国向けは297.3ドル、欧州・トルコ向けは500.6ドルとなる見通しである。


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 ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。

 さて、Beach Boys - Surfer Girlは、この週の7位がピークだったようだ。ビーチボーイズが来日コンサートをやった時に、ライブでも聴いたことがあるが、幕張の夏空に溶けていくような響きが心地よかった。

 なお、B面はLittle Deuce Coupeという、これまた大名曲。「AB面で世界最強の組み合わせを一枚挙げよ」と問われたら、このCapitol 5009を挙げる人はかなりいるのではないか。

その頃ソ連では
1963年9月19日:ソ連最高会議幹部会の決定により、カザフ共和国の400万ヘクタールの土地をウズベク共和国に割譲。

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 日本のJTIとかがロシアで商売を続けていることを、批判する方がいるけど、感情的すぎません? ロシア国民から健康を奪い、タバコ代金までむしりとるなんで、素晴らしいじゃないですか。もちろん、その結果として、ロシア財政に納税をするわけだけど、ロシアにタバコ需要がある以上、誰かが作って誰かが売るわけで、いずれにしたってタバコ税収は入る。それを外資が担った方が、ロシアにとっての経済的なマイナスは大きくなるわけで。

 とか何とか言っていたら、こちらに見るとおり、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)社はこのほど、ロシアおよびベラルーシにおけるビジネスを売却する契約を結んだ。2022年3月に撤退を発表していたが、ようやくそれにこぎ着けたことになる。なお、同社は2022年上半期にロシアで12億ドルの損失を計上していた。

 BATはロシアで、Kent、Rothmans、Vogue、Dunhill、Pall Mall、Lucky Strike、Ява золотая、そして電子タバコのGloを展開している。

 今回の売却はマネジメントバイアウトの形をとり、旧経営陣の結成したコンソーシアムが受け皿となる。コンソーシアムは今後、ITMS Groupと名乗ることになる。買収金額は明らかになっていない。今後BATはロシアおよびベラルーシでの事業にはかかわらない。


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 そんなわけで、アラスカでの現地調査が終わろうとしている。移動でバタバタするので、本日のブログは、アラスカ現地調査の際に見かけた野生動物の写真だけお目にかけてお茶を濁すことにする。

 まず、氷河を見学に行った際に、船上から見えたラッコ。ラッコは割とありふれた存在らしく、個体数は多そうだった。ただ、岸の近くではなく、湾の真ん中あたりに漂っているのが、少々意外だった。あんな深いところでは、エサの貝とかをとりにくいような気がするのだが。

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 あとは、北極海に面したアラスカ北岸のノーススロープという地域にあるプルードベイという石油の街の写真になる。まず、これはレアだそうだが、ジャコウウシの群れを見かけた。手前に見えるのは石油パイプラインで、こうした野生動物の通行を妨げないように、地上から浮かせて設置されている。

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 次は比較的ポピュラーで、カリブー(北米のトナカイ)は結構見かけた。季節によってはもっと大群も見ることができるはずだが、今回我々が目にしたのは群れではなく、はぐれ個体ばかりであった。

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 最後に、ホッキョクグマにも遭遇したので、その写真もお目にかける。ただ、案内の人がシロクマだと言っていただけで、私は良く分からなかった。下の写真で、左下に寝そべっているのがシロクマだというのだが、本当だろうか。場所は、石油採掘のために作られた人工島だったのだが、果たして。

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 海外出張中につき、ロシア・ウクライナ情勢のフォローができておらず、大したネタもないのだが、一応、一日一更新を心がけている当ブログなので、よもやま話を。終盤に差し掛かったアラスカ出張で感じたこと。

 アラスカで3つのホテルに泊まったのだが、どのホテルも酷い。値段だけ高く、中身が追い付いていない。一泊300ドル以上払わないと、まともなホテルにありつけないのではないかという印象で、大学の貧弱な予算ではとても追いつかない。

 とにかく、備品、アメニティの類がほぼ存在しない。私は、30年くらい前であれば、旅行に湯沸かし器、スリッパ、シャンプー等々、色々持って行ったが、最近はどんな国のホテルに行っても、最低限のものは部屋に必ずあるので、余計な荷物は持参しないようになっていた。しかし、今回のアラスカの一連のホテルは、せいぜいドライヤーがあるかなという程度。

 WiFiについてのホテル側の意識の低さにも驚かされた。なくはないのだが、部屋にきちんとパスワード等の利用案内が出ていない。フロントに訊きに行くと、パスワードを口頭でまくしたてられたり、殴り書きのメモを渡されたりする。ホテルの職員は、低賃金のジャンクジョブということなのだろうか、だいたい移民がスタッフなので、対応が心許ない。

 これはアラスカだけの現象なのだろうか、それとも米国全体がそうか? 11月に東海岸の出張があるので、その時に確かめてみたい。


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 今となっては、ロシアに投資するバカなどいないわけで、ロシアの経済特区の話題など、日本で関心を持つ人はいないかもしれない。しかし、私はロシアの経済地理を研究テーマの一つとしていて、昔はロシアの経済特区に関する論文を書いたりもしたのだ。その行きがかり上、西シベリアの油田地帯として知られるハンティ・マンシ自治管区に経済特区が創設されるという話題を取り上げておく。

 そもそも私は見逃していたのだが、昨年暮れに出たロシア経済発展省のこちらのニュースで(日本からは閲覧できないが)、くだんの経済特区創設が決定したということが伝えられていた。ちなみに、ロシアでは連邦法にもとづく経済特区の担当官庁は経済発展省であり、同省が各地域と協定を結んで特区の創設を決める。特区にはいくつか種類があり、今回創設が決まったのは工業生産型特区である。特区の名称は創設地にちなみ「ニャガニ」と名付けられているが、あのシャラポワの生誕地ですな。

 そして、最新のこちらの記事が、特区の進捗状況につき伝えている。このほど特区の建設作業が始まった。すでに5社の投資家と投資協定を結び、その総額は240億ルーブルとなっている。特区の面積は270haで、将来的に1,000ha規模への拡張も見込む。特区では大掛かりな輸入代替プロジェクトが見込まれており、ロシアのデジタル主権の確保、石油採掘の新たなテクノロジーの開発を目指す。特区は2025年までには稼働し、2032年までに737人分の雇用を生むと期待されている。


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 出張中につき、大したネタもご用意できず恐縮だが、「世界の資源保有国ランキング」みたいなものがないかと思って探したら、こちらのサイトにまさにそのようなグラフが出ていたので、ちょっとこれを拝見してみたい。

 これによると、2021年現在の天然資源保有額で、ロシアはぶっちぎりの1位となっている。その額は75兆米ドルで、石油・天然ガス、石炭、金、木材、レアアースなどがその主な中身。ベスト10の国を示しておくと以下のとおり。

  1. ロシア
  2. 米国
  3. サウジアラビア
  4. カナダ
  5. イラン
  6. 中国
  7. ブラジル
  8. オーストラリア
  9. イラク
  10. ベネズエラ

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 ロシアでは毎年9月に入学式があって新しい教育年度が始まるのだが、初日の9月1日には小学1年生が花束を担任の先生に渡すのが恒例になっている。なんだか子供でなく先生が主役のようで、我々日本人は少々違和感を覚えるのだが、とにかくそういう習慣なのだから仕方がない。

 それで、こちらの記事が、ロシアではこの8月に4,580万ドルの生花が輸入されたということを伝えている。ロシアでは花を贈る機会が日本より多そうではあるが、8月の4,600万ドルは明らかに新学期需要による部分が大きいだろう。まだロシアには余力がありそうだなとか、花は制裁対象になってないのかとか、ウクライナの新学期はどうだったのだろうとか、色んなことを思わされる。

 4,580万ドルの生花は、重量にして6,400tとなる。輸入の45%がオランダから、37%がエクアドルからであった。主な花の種類は、バラが35%、キク類が28%など。北西管区税関での通関が52%、モスクワ税関での通関が41%だった。


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 ロシア・ウクライナ情勢が大変だが、毎週土曜日の息抜き企画を今日もお届けする。60年前のアメリカ・ヒットチャートを振り返るシリーズ。

 さて、今週はGordyレーベル(要するにモータウン)が初期に放ったヒット曲、HDHチームにとっても大出世作となったMartha & the Vandellas - Heat Waveを聴いてみよう。個人的にも、人生を変えられた一曲と言って過言でないのだが(まだ生まれおらず、聴くことになるのは20余年後)、その割にはこの曲のオリジナルシングル45は持っていない。上掲のYouTubeはオリジナル盤からの板起しのはずである。後のベストCDに収録される音源は、やたらとエコーが深かったりして改変されている印象なのだが、個人的にはこのオリジナルの響きが好きだ。なお、この曲の正式タイトルは、 (Love Is Like A) Heat Waveというはずなのだが、レコードの盤面にも、ビルボードの誌面上も、それが見当たらず、いつから(Love Is Like A) の部分は加わったのだろうか?

その頃ソ連では
1963年8月30日:「ホットライン」の電話機が米ホワイトハウスのオーバルオフィスとソ連のクレムリンの双方に設置される。

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 こちらの記事によれば、ロシアの代表的なオリガルヒであるB.ロテンベルグが、ロシア版のFIFA、NHLを創設しようとしているというので、一瞬驚いた。ついにスポーツの分野で、国際組織のFIFAに決定的に背を向けて独自のサッカー連盟を創設し、北米のホッケーリーグNHLにも対抗しようというのかと(むろんすでにKHLがあるが)、見出しだけ見て驚いたのである。しかし、記事を読んでみたら、テレビゲームの話だった。

 記事によると、テレビゲームの分野では、カナダ企業のEA Sportsが、FIFAシリーズ、NHLシリーズといった作品を世界的にヒットさせている。ところが、ロシアによるウクライナ侵攻を受け、同社はロシアおよびベラルーシへの商品供給を停止した(並行輸入で入荷してはいるが)。

 こうした中、ロシアのSMP Eスポーツ社は、今後3年以内にサッカーおよびホッケーゲームを開発し、行く行くはEA SportsのFIFAシリーズ、NHLシリーズに取って代わるような存在になることを目指しているという。このほど同社のG.グヌトフ社長がインタビューで語った。なお、同社は7月14日に設立されたばかりで、B.ロテンベルグが100%保有している。ロテンベルグはSMPレーシングというレースゲーム開発の別会社も保有している。


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 こちらの記事が、G7がロシア産ダイヤモンドを制裁対象とすることで調整を進めているということを伝えているので、主な中身を以下のとおりまとめておく。

 米国はすでにロシアのダイヤモンドに対する制裁を導入しているが、それはロシア産の原石か、あるいはそれをロシア国内でカット・研磨したものだけが対象である。世界のダイヤモンドの90%がインドでカット・研磨されていることを考えれば、これはあまり厳しい制裁ではない。

 目下、G7でロシア産ダイヤモンドの輸入を禁止する方向で調整が進んでいる。G7は9月にそれを正式発表する見通しである。現在、個々の石を追尾・記録する方式と、それに伴う通関書類について、詰めの作業が行われている。そして、年末・年始に向けた商戦が一段落したことを見計らい、2024年1月から制裁を発動することを想定している。

 問題は、宝石業界が主として中小企業から成り、彼らは商品の大きさや色といった品質にこだわるわけで、そうした彼らが原産国により区分するような方式を受け入れるかということである。ダイヤモンドは原石が最終消費者に届くまで20~30もの手に渡るわけで、抜け穴が生じやすいという問題もある。

 しかも、G7の制裁はおそらく1カラット以上の最終商品を対象とするのに対し、ロシアの特徴は小型のダイヤモンドを大量に売ることである。後日、より小さな商品も制裁の対象に加わる可能性があるとのことではあるが。


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 10月から消費税が新制度に移行するということで、我々のような副業として時々メディア出演するような専門家にとっては、しばらく前から、納税業者としてインボイス登録をすることを求めるメディアからの依頼がチラホラと届くようになっていた。対応につき悩んでいる同業者の皆様も少なくないのではないか。

 そこで、酒井富士子『マンガと図解でよくわかる インボイス 消費税の基本と手続きの仕方がわかる本』を読んで、頭を整理してみた。結論から言えば、我々のような専門家がインボイス申請する必要はなく、今後も副業収入1000万円以下(そんなに行くはずはない)の免税業者として仕事を続ければいいはずだとう考えが固まった。

 インボイス登録の必要性に関し、しばしば言われる根拠の一つとして、「フリーランスAとフリーランスBがいて、前者が納税業者登録をしていて、後者がしていなければ、発注者はBに仕事を依頼したらその分控除ができなくなるので、どうしてもAを選択するようになる。だから、登録した方がいい」という話である。

 しかし、それはたとえばホームページ制作業者のような、同じような力量の業者が複数存在する世界の話であろう。我々の世界では、たとえば「小泉悠さんがインボイスに対応していないから、対応している服部倫卓さんに依頼しよう」などということにはならないのである。小泉さんには小泉さんにしかこなせない仕事があるから依頼が行くのであって、私にも私の領分があり、インボイス対応が決め手になって人選するなどということはありえない。そもそも専門家への謝礼など大した額でもないので、それに消費税の1割がかかったとしても微々たるものであり、メディアがその有無で専門家を選別するようなことはあるまい。

 下手にインボイス登録してしまうと、確定申告の手間が2倍になってしまう。メディアの皆さんには、多少のコスト増となり申し訳ないが、当方は登録なしの免税業者として仕事を続けさせていただく。


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 当ブログで定期的に取り上げる「開発センター」による最新ロシア経済コンセンサス予測が発表されたので、恒例により紹介する。コンセンサス予測とは、様々な機関による予測を平均したものであり、その意味でそれなりに信憑性がある。同センターでは四半期に一度調査を行っていて、最新の8月7~17日の調査結果が今般発表されたというわけである。

 2023年のロシアの成長率については、上方修正する機関が相次いでおり、それを反映して、上表のとおり、2023年のコンセンサス予測によるGDP見通しは1.8%となっている(こちらに見るとおり、前回調査では0.3%だった)。ただし、政策金利の大幅な引き上げ、為替レートの下落という最新の動きも反映した変化が生じている。

 四半期ベースのコンセンサス予測が、下表のとおり。

pb

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 こちらの記事が、モスクワ~サンクトペテルブルグ高速鉄道をめぐる動きについて報じているので、要旨を整理しておく。

 記事によると、モスクワ~サンクトペテルブルグ高速鉄道が2028年にも開通する可能性があると、このほどV.イヴァノフ運輸次官が語った。実現すれば、両都市の移動時間は2時間15分に短縮される。

 この高速鉄道計画は、2021年8月にいったん合意したが、断念の可能性があるという報道が数ヵ月後に出ていた。その後M.フスヌリン副首相は、建設が段階的に行われるとの見通しを示していた。

 本年6月にはV.サヴェリエフ運輸相が、高速鉄道はミンスクまで延伸される可能性があり、すでに建設と車両生産に関心を寄せている投資家もいると発言していた。

 今年のペテルブルグ国際経済フォーラムではセヴェルスターリ社のA.モルダショフが、プロジェクトへの出資の可能性を示唆。一方、ロシア鉄道のO.ベロジョーロフ社長は、すでに車両の開発に着手していると述べていた。

 運輸省によると、プロジェクト総額は1.7兆ルーブルとなるが、採算がとれるので連邦財政からの支援は要しないとされている。


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